調剤薬局コラム

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調剤薬局に再就職した薬剤師さんのお話です。
この方は　私の友人ですが　年齢的には私よりちょっと年配です。
女性です。

薬科大学を卒業してから、都内の○○ファーマシーという薬局に勤務していました。
独身時代ですから　仕事と遊びに夢中で過ごした20代・・・だそうです。

さて　田舎の御両親が　結婚を心配して、結局彼女も30才過ぎてから、地元に帰ってきました。
しかし、簡単に親の薦めで結婚をするようなことはしません。

なんと　自分で店を持ちました。
小さな　薬局でした。
将来の夢が自分のお店を持つことだったそうです。

念願かなって　小さな店舗を借りて　そこに住みながら営業していました。
この間　約5年。

ちょうど結婚することになって、店を畳みました。
その後、御主人はサラリーマンですが　彼女は　農家専門になりました。

御主人の実家が農家ですから、同居してお姑さんの御指導のもとに、農家就業です。
苦節　20年余。

薬剤師さんなのに　資格があるのに　もったいないな～～と私は思っていましたが、なんと　最近になって　調剤薬局に勤め始めたのです。
昔からのお知り合いが薬局を何店も経営していて、声をかけてくれたそうです。
農家の御嫁さんであっても　人脈はあったわけですね～。

50代の再就職で　しかも　調剤から何十年も離れていたので　彼女は「私は調剤はできませんから・・・」と言って断ったそうですが。

しかし　それでも良いから　週に2日だけ来てほしいと言われて　行ってみたら、彼女が得ていた昔の知識とは全く違っていて、薬の説明をするのも慣れるまでは　本当に大変だったそうです。
でも、出来るだけ長く勤めてみたい・・・と言っていました。

羨ましいですよね～～40過ぎれば再就職なんて　本当に厳しい現実があるのですが、人脈が生きたわけです！
そして　薬剤師という資格が一生　生かせるというわけです。

夏の暑い日にも、草取りしたり　桃の収穫で忙しかったり　大変な様子を見てきましたが、やっぱり　この人は優秀な薬剤師さんだったんだと改めて思いました。

独りで店を持っていたくらいの人ですから、いざとなれば勉強もするでしょうし、接客も思い出すでしょう。
今は　週に4日　勤務だそうです。

このように　資格があれば　いざという時になんとかなるものです。

そして　何歳になっても　勉強すると言う意気込みが大切なんですね～。

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調剤薬局に再就職した薬剤師さん