そもそも 調剤薬局って何ですか?

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調剤薬局の始まり

調剤薬局の始まりは、東大病院と院外処方を行っていた近隣の街の薬局に始まります。
この薬局が 東大病院の処方箋を受け付けていましたが 元の物販としての業務と、調剤部門を分けて経営しようということから 始まったようです。

 

調剤薬局というのは 文字通り、「調剤だけを専門に行う 薬剤師が常駐している薬局」のことです。

 

昔は なかなか 院外での処方はありませんでしたから、東大病院は院外処方の先駆けでしょう。

 

実際に病院の中で 薬をもらう場合と、外の薬局で薬をもらう場合の違いは・・・
料金が多少 違います。

 

調剤薬局の方が 多少 お高いようです。
薬の仕入れ値の関係もありますが 薬の説明をしたり、あるいは お薬手帳に記録して患者に分かるように残すということで 多少の料金がかかっています。
したがって これらを 患者が拒否すれば その分はお安くなるでしょう。

 

しかし 薬の説明は絶対に必要ですし、薬局としても 患者のその時の状態によって 飲み合わせや、 副作用については 詳しく説明する必要があるわけです。
これが 患者側にとっては 親切で丁寧だという意見もありますし、最近の調剤薬局はうるさい!
病気の事はデリケートな問題だから 他の人かいるところで あまり口に出してほしくない・・・という意見も多いのです。

 

人の気持ちというものは 難しいものだと 思いますね〜。

 

 

 

たとえば このような話もあります。
80歳の女性が、腰痛がひどくて 整形外科に通院し、治療を受けていたのですが・・・
そこで 痛み止めの内服薬と胃の薬を出されました。

 

その整形外科は 薬を直接出します。

 

80歳の女性は、薬の説明をろくに覚えていなくて、胃の薬は普段 食べすぎた時に飲んで、痛み止めは腰痛の緩和の為に飲みました。

 

さて しばらくして、この女性、胃の激痛に襲われます。
一切 食べられなくなり、内科のクリニックで胃カメラ検査。

 

なんと すごい 胃潰瘍になっていたのです。
それは 痛み止めと胃の薬を一緒に飲んでいなかったからだそうです。

 

内科の医師には随分 怒られたそうです。
すごい 胃潰瘍になっていたのです。

 

胃潰瘍は治療して治りましたが、結局 本人が薬に対して無知であること、そして 初めの整形外科で薬の説明が充分なされていないことが原因でしょう。
薬の説明書もなく この80歳はまだ 認知症ではなく元気なしっかりしている女性ですが、薬を甘く見ているとこのような怖い結末になるのです。

 

ですから 薬の説明は受けたほうが良いと 私は思いますよ〜・・・

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益々増える 調剤薬局

厚生労働省の推進で 医薬分業は今は 当たり前になりました。
これによって、医療と投薬をしっかり分けています。
したがって 医師はより一層 診療に専念できますし、薬局の薬剤師さんも 患者に薬を安全に渡すことができます。

 

しかし 調剤薬局もミスが無いとは言えません。
調剤ミスです。
あってほしくはありませんが、薬剤師さんも人間ですから。

 

今後 益々 増えるであろう 調剤薬局ですから、各自がかかりつけの薬剤師がいるようなものです。

 

薬局を選ぶのは患者ですから 薬局を変えることもできます。
処方箋があれば 全国どの調剤薬局でもOKですから。

 

大きな病院の前には 門前薬局が並んでいますし、クリニックが開業すれば 隣に調剤薬局が並ぶのです。
お気に入りの調剤薬局と薬剤師さんを見つけられると良いでしょう。

 

これだけ 薬局が増えると 当然 事務員さんも必要です。
需要はありますから、早めに薬局を見つけることです。

 

今、薬局は増えていますが、事務員さんの応募も多いので 自分で積極的に仕事を探す覚悟は必要です。
クリニックが建つころは、すでに調剤薬局も決まっているので 事務員さんも決まっているかもしれません。

 

遅れを取らないように・・・・・。